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施工図面の重要性

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現場監督の工事ブログ

施工図面の重要性

こんにちは!神戸でこだわりの注文住宅を建てるならG.CRAFTの現場監督水澤です。

 

今回は、施工図面の重要性についてお話ししたいと思います。

施工図面とは・・「現場の施工をする為に必要な図面」であり、細部まで具体化され、現場でどのように作業を進めるか明確に指示するためのものです。

さらには、工事をする人が実際の施工にあたり、品質・コスト・安全・工程等の検討を行なうための重要な資料となり、
 専門工事業者や職人への指示や情報共有を行なうため、寸法や納まり方など、正確かつ詳細でなくてはなりません。

 

ちなみに設計図との違いですが、

設計図は・・建物の発注主である施主様の、どのような建物にしたいか、という意向を網羅し、建築に関連する法律と予算の裏付けを取った図面です。

法律に適合していなければそもそも建物を建てることはできませんし、施主と契約するには予算を明確にしておく必要があります。

具体的には、建物の大きさや仕様、梁や柱等の構造体の情報から部屋の分類やその仕上げ等の情報が図面に明記されています。

 

この夏竣工した東大阪の飲食店改修工事の例でお伝えご説明させて頂くと・・・

 

こちらが設計の段階で作成する平面図です。

 

まずは平面図をもとに大工さんと打ち合わせを行いますが、平面図だけでは細かな部分の納まりが確認ができません。

そのため、展開図を作成し、そこから施工図面を作成します。

 

今回はもともと着席タイプのカウンターから立ち飲み屋さん(スタンディングタイプ)に改修ということもあり、カウンターの高さ変更などと厨房内の納まりが特に重要なポイントになりました。

 

さらに、設備はお客様からの支給品と弊社手配のものが混在しているため、納まりの確認が非常に重要です。

たとえば、カウンターの水栓がうまく納まるか、カウンターの厨房側の構造がどうなっているかなど、意識の共有においても施工図面は不可欠です。

 

 

 

 

図面の作成、社内での承認、お客様の確認、そして現場での共有という流れで基本的な工事が進んでいきます。

もし施工図面がなければ、現場監督の意図や指示が職人さんに伝わらず、納まりの確認ができないため、工事がスムーズに進まないことがあります。結果として、工事がストップすることも起こりえます。

 

 

こちらが完成後の様子です。

図面と見比べて頂くと面白いですよね。

 

Before                                                      After

 

 

施工図面は、工事のスムーズな進行と完成度の高い仕上がりを実現するための重要なツールです。

私は、図面を通じて現場とのコミュニケーションを大切にし、お客様のご希望の仕上がりになるように努めています。

 

店舗デザインや改修工事をご検討の際は、

ぜひG.CRAFTにご相談ください。皆様の理想の空間づくりを全力でサポートいたします。