【設計士が考える家づくり】34帖LDKを中心に、家事も子育ても将来も見据えた住まい
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G.CRAFTのコラム
こんにちは、設計の吉川です。
今回は、私たちがご提案した新築住宅のプランニングをご紹介させて頂きます。
G.CRAFTが大切にしている、ご家族が10年後、20年後も心地よく暮らせること、資産価値の高い住まいを念頭に設計しています。
今回は、ご夫婦+お子様2人のお施主様のご要望を丁寧に整理しながら、暮らしやすさと将来性を両立した住まいのご提案となりました。
家の中心は、約34帖の大空間LDK
今回のプランで最も特徴的なのが、約50帖の1階に約34帖のLDKです。
単純に「広いリビングが良い」ということではありません。
家族がそれぞれが同じ空間で気配を感じながらも、それぞれにしたいことが出来る。
これが広いリビングの醍醐味です。
- 子どもが宿題をする
- 奥様が料理をする
- ご主人がくつろぐ
そんな様々な過ごし方や、時には家族や友人を招いて食事を楽しむ事を、一つの空間で自然に共有できる場所として計画しました。
家づくりをしていると、「部屋数を増やしたい」というご要望も多くありますが、対話の中で、お客様が本当に大切にしたい事や、それを家づくりで叶えるためにはどのように設計に落とし込むかを考え、今回は「家族が最も長く過ごす場所にこそ、しっかり面積を使うべき」だと考え、このような設計にしました。
このご家族の暮らしの満足度は、LDKの質で大きく変わると思いました。
家事の負担を減らす動線計画
間取りを見ると、ランドリー・収納・キッチンの位置関係にもこだわっています。

① 買い物後の帰宅導線
玄関からパントリーへ直行でき、キッチンからもパントリーを抜けて廊下へ通り抜けが可能
冷蔵庫もパントリー内へ収納し生活感はパントリーで完結させる。
② ランドリーと収納を近づける
洗う→干す→畳む→しまう
この一連の動作をできるだけ短い距離で完結できるよう計画しました。毎日のことだからこそ、数歩の違いが積み重なると大きな差になります。
「家事が楽になる家」は、特別な設備ではなく、実は動線計画によって生まれることが多いのです。
② 大容量のファミリークローゼット
2階には約7.5帖のファミリークローゼットを設置しました。
最近人気のファミクロですが、ただ広ければ良いわけではありません。
今回のプランでは、
バルコニーからつなげ、干したものをそのまま取り込めるような導線にしました。
- 各居室からアクセスしやすいこと
- 家族全員の衣類をまとめられること
- 将来的な収納量の増加にも対応できること
も意識しています。
収納は「量」だけではなく、「使いやすい場所」にあることが重要です。
建築士として考慮したこと
今回の敷地は、第一種中高層住居専用地域、第3種高度地区という条件の中で計画しました。
設計では、
- 北側斜線による建物形状の検討
- 採光計画
- プライバシーの確保
- 構造バランス
- 将来的なメンテナンス性
なども同時に検討しています。
間取りは「パズル」のように見えますが、
実際には、
デザイン × 法規 × 構造 × 性能 × 暮らしやすさ
このすべてをバランスよく成立させて初めて良いプランになります。
これから家づくりをされる方へのアドバイス
わたしからこれから家づくりを始める方へお伝え出来ることがあるとするならば、
それは、「SNSの間取りをそのまま真似しないこと」 です。
InstagramやPinterestには素敵な施工事例がたくさんありますが、
- 家族構成
- 土地条件
- 予算
- 暮らし方
- 趣味や価値観 は、ご家庭ごとに違います。
誰かにとっての正解が、自分たちにとっての正解とは限りません。
冒頭でお伝えしたように、このご家族にとっては34帖のLDKが理想を叶えるのものでしたが、
リビングを狭くしても、デッキをもっと広くしたり、サンルームを配置したりも良いかもしれません。
「どんな家に住みたいか」ではなく、
「どんな暮らしをしたいか」を、ご家族でたくさん話し合ってみてください。
その想いを整理し、形にすることが、私たち設計士の役割だと思っています。
G.CRAFTでは、ヒアリングから設計、施工、アフターサポートまで一貫して行い、お客様の想いとプロとしての提案を融合させた家づくりを大切にしています。
完全自由設計だからこそ、一つとして同じ家はありません。お客様らしい暮らしを、一緒に形にしていきたいと考えています。
「この間取りなら、どんな暮らしができるだろう。」
そんな会話を重ねながら、これからも一邸一邸、丁寧に設計していきたいと思います。