学習場所どうする?リビング学習施工事例
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G.CRAFTのコラム
こんにちは。神戸でこだわりの注文住宅を建てるならG.CRAFTの計野です。
昔は子供の学習場所といえば、静かで集中出来る「子供部屋」が主流でしたが、適度な雑音で集中力を養う「リビング学習」の効果やメリットが、テレビやSNSで紹介される様になり、リビングでの学習が新定番となりつつあります。
我が家も個室に学習机を入れた子供部屋を娘たち(高校一年生と小学六年生)に各々設けてみたものの、二人そろって当たり前の様に、いまだにリビングで学習しています。意外と子供部屋(個室)で過ごす事って、子供にはハードルが高いのかもしれませんね。
でも、家族のくつろぎの空間であるリビングに子供の学習教材を置くのには抵抗がある。どうしても散らかってしまうイメージがある。という意見も・・・。
メリットとデメリットを検証したうえで、親子共に最善だと思える学習場所を確保していきたいですね。
リビング学習のメリット
・適度な雑音で集中力を養う(実際の試験会場でも雑音はつきものです)
・勉強に着手するハードルが下がる(寒いor暑い部屋へ行くのは嫌ですよね)
・ほどほどに緊張感がある(親に見張られてる感・・・)
・すぐ質問できる&教えてあげられる(部屋を出て聞きに行くのは確かに面倒)
・家族のコミュニケーションが増える(部屋に籠られると何してるかわからない)
・光熱費の削減につながる(電気代高騰の今、結構重要です!)
リビング学習のデメリット
・プリントや文房具が散らかる(最大のデメリットに感じます・・)
・消しゴムのカスがあちこちに(床に落ちた消しゴムのカスはフローリング汚れの原因に)
・無駄話をしてしまう(家族の会話がどうしても耳に入ります)
・家族がテレビを観られない(頑張ってる我が子のためにも我慢?!)
・照明が暗い(リラックス効果の高い間接照明や電球色照明は学習するには暗いかも・・)
リビング学習のメリットはそのままに、デメリットを解消するために、私たちがご提案したリビング学習環境の施工事例を、ご紹介します。
Ⅰ 低い壁で囲んで集中力アップ!親側からも様子が見えて安心。
壁が低いと机上が見えて、文房具や教材の散らかりが見えてしまいますが、リビングダイニングより床高を上げたステップフロアを採用することで、リビング側から机上が見えないつくりになっています。
座ったお子様とリビングで立っている大人の目線が、同じ高さに設計されていてコミュニケーションもスムーズ。
将来的には、ご夫婦のワークスペースとして活用出来るスタイリッシュでシンプルなデザインとなっています。
Ⅱ 学習教材を一手に引き受ける圧倒的収納力
リビングの一角にスタディスペースを設置。個室の様な造りですが、あえて扉を設置しないことでリビング学習のメリットが活きてきます。
とにかく収納力が欲しいというお客様のご要望で、造り付けの大容量棚とL字型のデスクを製作しました。お子様二人分の教材が余裕を持って収納出来ると、とても気に入って頂けました。棚板は取外し高さ調節が出来る仕様で、これだけの収納力があれば、整理整頓もバッチリです。集中力を邪魔しない様、目線を外した位置に明かり取りの窓を配置したことで、明るい空間になっています。心配性の私としては、地震が起こってしまった時に家具転倒の心配が無いことも造り付け家具のメリットだと思います。
子供部屋学習の良さも「自立心が育つ」など再評価されていたり、学習環境をどの様に整えていくかは各家庭のスタイル、好みもあると思います。
譲れないポイントを、しっかりお客様と協議した上で、最適な学習環境、住空間を一緒に造っていきたいと私たちは思っています。