間取り変更を伴うリノベーションの壁撤去について

こんにちは。神戸でこだわりの注文住宅を建てるならG.CRAFTの代表谷口です。

今月から木造戸建てのリノベーションが新たに着工しました。

築年月の古いリノベーションでまず調査する事が3点あります。

1.耐震性　　2.断熱性　　3.気密性

クロスや水廻りの設備機器などは、新しく入れ替えれば新築同様になりますが、上記の３点はそのままにしておくと問題が起きる場合が多々あります。

リノベーションをする際には必ずと言っていいほど、間取り変更に伴い壁を取り除きたいとうご要望があります。

その中で、本当に抜いて良い壁か、残す必要のある壁なのか、もしくは壁はとれるが補強が必要な壁か。

などの判断をする事になります。

この判断が非常に重要です。

しかし、実は工務店によりこの判断が分かれます。

お客様のご要望ですので、壁を無くすとお喜び頂けますが、

無理に壁や柱を抜く事は、長い目で見た時には良い判断だとは言えません。

補強でカバー出来る箇所であれば補強で対応して当初より耐震性を上げるように努めていますが、

家は命を守る場所であるので、強くご希望頂いても難しい場合はお断りさせて頂いております。

古い家は断熱性能の低い家が多く、40年前の断熱基準と今の基準では雲泥の差があります。

現状どのような断熱材が使われているかをしっかりとチェックして、その物件にマッチした断熱材を提案するようにしています。

プランや見た目をかっこよくするだけがリノベーションではなく、耐震性や断熱性能などを含め、住みやすい家にするのが

本当の意味でのリノベーションだと思います。

予算のご都合もあるかと思いますが、リノベーションを検討されている方は

耐震性や断熱性能の事も少し考えて進めてみてください。